自分のタスク管理などを行いたいためにOffice 365 Business Premiumを契約(といってもまだ試用期間中)しました。
もともとOneNoteやOneDriveを個人アカウントで利用していたんですが、これをOffice 365 Business Premiumのアカウントに移動させることにしました。ファイルが散らばっていると面倒だからね。
ところがどっこい、この方法がとても面倒なんですよ…。OneNoteってもともとファイルの意識をさせない作りにしているようですが、このせいで移行が困難。ツールが用意されているわけでもない。FAQも非常にわかりにくかったです…。というわけで頑張って移行させたのでメモ代わりに載せておきます。
大まかな流れ
- OneNote2016のインストール
- 移行前アカウントのノートを開く
- 移行前アカウントへログイン
- ノートを開く
- ノートをOnenoteパッケージ形式で適当なローカルフォルダに保存する
- 移行後アカウントに保存する
- 移行後アカウントへログイン
- 手順2-3で保存したノートを新アカウントのOneDriveのフォルダに保存する
OneNote2016(無料)をインストール
今回の手順に必要なソフトは
- OneNote 2016
Windowsで動くOneNoteには2つあり、Windowsアプリ版(これは「OneNote」と呼ばれる)、そしてOffice付属のもの(こちらは「OneNote2016」とOfficeのバージョンが後ろにつく)です。
OneNote2016は無料でダウンロードできます。ダウンロードページはこちら
https://support.office.com/ja-jp/article/onenote-2016-for-windows-をインストールまたは再インストールする-c08068d8-b517-4464-9ff2-132cb9c45c08
このページに「ここをクリックして、Windows 用の XX ビット版の OneNote 2016 をダウンロードしてください。」との記載があります。32bit版と64bit版がありますが、自分のPCにWordやExcelといったOffice製品が既にインストールされている場合は、それと同じbitのものを導入しないとダメです。
インストールはほぼ自動で完了します(ほかのOffice製品がインストールされている場合)。インストール手順は省略します。
旧ノートをエクスポートする
ここからがいよいよ本番なのでざっくりと手順を示すと
- OneNote2016で旧ノートをエクスポートする。
- 旧ノートを保存していたアカウントからサインアウトして新しいOffice365 Businessアカウントでログインする。
- エクスポートしたノートを新しいアカウントで運用しているOneNote2016で開く
- ノートをOneDriveに移動させる
といった手順になる。問題は2番と3番で、いま果たしてどちらのアカウントでログインしているか、開いたノートは果たして本当に新しいアカウント側のOneDriveに保存できたのかが非常にわかりにくい。ここはOneDriveで実際に保存できているか確認するしかない。
手順1:
まず、移行前ノートを開いた状態でOneNoteのメニューを開き、「ノートブック」の「エクスポート」を実行します。エクスポート対象として「ノートブック」を選択し、形式として「OneNoteパッケージ」を選択します。エクスポートボタンを押すと保存先が聞かれるので任意の場所(適当なローカルフォルダ)を選択します。
手順2:
この時点では旧アカウントにログインした状態のはず。OneNoteの右上に現在のユーザ名が表示されているので、そこをクリック。
上の図の②「アカウントの切り替え」をクリックして下の画面を出します。
2つのアカウントに同時ログインすることも可能ですが、今どちらのアカウントのユーザで実行しているのかわからなくなりやすいです。
1度サインアウトを実行し、移行前アカウントからログアウトをお勧めします。
その後、画面下部の「アカウントの追加」をクリックし、移行先のアカウントにサインインします。
メニューの「情報」より、OneNoteパッケージとして適当な場所に保存したノートの「設定」→「共有または移動」を選択します。
どこに保存するか聞かれます。OneDriveに保存します。
参照を押すとOneDriveと同期するフォルダが表示されます。OneDrive内に新しく階層(フォルダ)を作って、整理して保存するとなおよいですね。
Microsoftもちゃんと移行ツールくらい作ってあげてもいいと思うんだけどね。あまり解説がないのだよね…。