(ネタバレ)STAR WARS EP9 スカイウォーカーの夜明け(Rise of Skywalker)レビュー

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公開日の金曜日に見てきました。個人的な感想ではありますが、私はEP8否定派なので、「スターウォーズそのものを楽しむ」という気持ちは前作で死んでしまい、今回は「あんなダメダメなEP8からどうやって挽回するのか」という嫌な目線で楽しみでした。

さて…一言でこの映画を語るならば「おかれた状況の中で手堅くSWシリーズを終わらせた苦労映画」って感じです(笑)

ではレビューどうぞ。

重すぎたEP8(最後のジェダイ)の足かせ

今回のEP7~EP9の映画で、改めて思うのはEP8が足を引っ張りすぎている、ということです。前作の問題点は次の通り。

  1. 話が特に進んでいない
    • ヒーローの成長がほとんどない
    • ヒーローの師匠が修行つける前に死ぬ
  2. EP7で広げた風呂敷(設定)のほとんどを放置or無意味に放棄
    • 結局スノークとは何だったのか
  3. これまで、これからの戦闘シーンを無意味にしたハイパースペースアタック

まるでこれだけしか問題のないような書き方ですが、実際は問題が多すぎてここでは説明しきれません。ただ、EP9では上の3点が特に足かせとなっています。

EP9へのツッコミ

足かせがあるためにいろいろと苦労があったと思いますが、私からのツッコミは以下の通り

  1. パルパティーン復活の過程が(映画で)不明すぎる
    • あれだけの戦力どうやって準備できるの、都合良すぎでは?
  2. 今さら修行を始めるレイ
  3. 結局予想通りの展開に落ち着くレイの血筋
  4. EP8との整合性を説明させられるキャラクター達
  5. 総力戦の割にあっさりとした最後の決戦
    • パルパティーンのフォースバトルもEP3から何も学んでいない…。
  6. 便利すぎる新しいフォースの概念(特に賛否両論あると思うところ)

 

唐突に復活するパルパティーン

スターウォーズおなじみの「STAR WARS」タイトルロゴとともに流れる説明で、急にパルパティーンが復活したことが告げられます。カイロレンは「自分こそが宇宙の支配者になる」と頑張っていただけにパルパティーンの復活は非常に邪魔なものとなります。そのためパルパティーンによる宇宙支配を防ぐために頑張っている様子が説明されています。

はっきり言えば、唐突過ぎるのですよね…。「え?EP6で死んだんじゃないの?EP7,8で出てこなかったじゃん」と思うでしょう。その復活の過程を映画にすべきだと思います。なんなら、今後ローグワンのように、EP8とEP9の補完作が出てきてしまうのではないかと疑ってしまいます。

ともかく、銀河最強の悪の化身、パルパティーンは急に復活です。

いっぱい戦艦作ってたパルパティーン

EP7でファーストオーダーがどうやって戦力を貯めこんでいたのかがわかりにくく、都合よく悪の結社が登場したように見えますが、今作もまさにそれで、どうやってあれだけのスターデストロイヤーを貯めこんでいたのか謎です。ご都合主義感が強いです。新共和国の裏でめちゃスターデストロイヤーが発注されてたんだね。なんでバレないんだ…。

唐突に始まるレイの修行シーン

前作では1日か2日程度(たぶん)、ルークによる修行体験を行ったレイちゃん。全然ジェダイに導かれて成長する過程がほとんどなかったわけです。だからなのか、今作では冒頭に修行シーンが描かれます。ただ、今更じゃね?感がほんとスゴイ。EP7,EP8であれだけやっといて、今更何の修行なんだか…って思ってしまいます。

結局予想通りだったレイの血筋

ファンの予想を裏切ることを目的としたライアンのEP8で、レイは実は普通の人から生まれただけであって、過去の英雄のように優れた血筋ではない、と説明されていました。
(私はこれはこれでよいと思っています。)

が、今作では「あれは嘘だ」的な説明(本人は嘘じゃないよと言っているが)で覆されます。そして大方の予想通りパルパティーンの血筋です。ライトセイバーの構え方とか、やっぱり意識していたのかな?

EP8とは何だったのか

EP8との整合性について説明責任を果たすキャラ達

スノークとはいったい何者だったのか、ちゃんと説明してくれるパルパティーン。前作ですべてを無にしたハイパースペースアタックを、今回なぜ使用しないか語るポー・ダメロン。「EP8で俺の考えていたことは全部間違っていたぜ」と語るルークスカイウォーカー。

EP8からの猛烈な軌道修正が行われます(笑)

総力戦のように見えてアッサリしている最終決戦

パルパティーンが大量のスターデストロイヤーとともに復活!さぁ1万もの敵を一体どうやって倒すんだ?と思っていたら、まさかの「全艦集中管理システム

なんか最近のハリウッド映画ってこの手の敵が増えましたよね。大量の敵を一気に片付ける方法として確立しちゃってる。まさかSWの最終作品(自称)でもこれが使われてしまうとは(もちろんEP1でも同じ手法が使われたわけだけどね。ただドロイドのコントロールだからなんとなく納得できるし、EP2以降では対策済みとして描かれている)。

なので結局手に汗握らない。「あぁ、あれを壊して全部の戦艦が動けなくなってボコボコにされて終わるのか」って感じ。

賛否両論であろう新しい2つのフォースの技

ただ、ここは本当に賛否両論だと思う。2つとは

  • フォースによる交流…だけじゃない物品お届けシステム
  • フォースによって回復させるレイの能力

レイとカイロレン(ベン・ソロ)二人の絆を意識させるために必要な描写だったのかもしれない。これまでもルークとレイアのように互いに存在を感じることができたので、より具体的に映像でも見ることができる二人の交流は、全然問題ないと思います。

しかし、ああやってモノのやり取りまでできてしまうと、いくら何でもちょっとやり過ぎじゃないか・・・?感が強い。ただし、最後のシーンでレイからカイロレンにライトセイバーがわたり、カイロレンがジェダイになったシーンはかっこよかった(笑)

レイの能力はプレイガスの命を生み出す能力の派生なのか

特にこちらは賛否が激しいと思うのだけど、レイの傷を癒す能力はチートじみていて、瀕死のカイロレンを復活させたり、その後すぐに習得できたカイロレンによって復活させられるレイ。最後のシーンは「白雪姫」でも意識しているのかと思ったよ。

ただ、あの能力ってEP3でパルパティーンの語っていたシスの能力のように見えます。ダースプレイガスの能力。そしてアナキンが欲してダークサイドに落ちてしまった原因の能力。。。ついにレイが発動したのか…というわけです。

なのでそういった目線で見るとアレはアレでありだな、と思ったのですが、ただ修行もろくにしていないレイが突然開花するのがキツイなぁと。クワイガンも修行しまくって、ついに霊体となる能力を手に入れた(その後みんな続々と習得していくけど(笑))のに、レイってホント訓練大してしてない(ように見える)からね。

 

まとめ:EP8のしりぬぐいで時間が足りなかったEP9、面白い要素は沢山あったのにもったいない。

本当にコレ。新シリーズって基本的に「Ep6のみんなの苦労はなんだったの?この話いる?」って感じでディズニーがSWの版権を手に入れたがために作られた映画、っていうのは強いのだけれども、まぁワクワクできる要素はEP7で盛り込んだわけです。

ところがEP8がそれを何も継承せずに放棄。3部作としても「EP8ってなんか必要だったっけ?」というような話になってしまっています。

今回の冒頭のパルパティーン復活のストーリーやレイの修行とか、3部作で丁寧に話を進めていけば、もっと納得感の出てくる話になったはず。ただただ、EP8で何もしなかったがために、ほぼ2作だけでサーガを描くしかなかったものに見えます。

その他

前作でいろいろと炎上したローズ。今作ではEP1におけるジャージャーがEP2で途端に出番がなくなったように、パッとしないローズ。EP8では背後でレジスタンスが爆散する中でフィンを救ってキスを決めたローズで、何やらフィンのことが好きなのかな?という感じでしたが、当てつけのようにフィンの周りに女性キャラクターが登場します。

つーかレイのことが結局好きなのかね。まぁレイはカイロとできてたみたいだがな

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